2009年9月2日水曜日

【MoL】27 Schemata Extended (2)


  • 推論(inference)について考える。
  • All circles are figures; ∴ All who draw circles draw figures.
  • この推論を monadic schemata に変換してみる。
  • 'F'を「円である」、'G'を「図形である」とすると、前提(the premise)は、

    ∀x(Fx -> Gx).

    となる。
    結論(the conclusionは、'H'を'{w: w draws a circle}'として、'J'を'{w: w draws a figure}'とすると、

    ∀x(Hx -> Jx).

    となる。これ、一応それぞれを表現はしているけど、この前提の表現から結論は、推論によっては導かれない。

  • そこで、dyadic schemata。
  • 'F'と'G'は上のままとし、'Hyx'を'y draws x'とすると、結論は、

    ∀y[∃x(Fx . Hyx) -> ∃x(Gx . Hyx)].

    と表現できる。これ、ちょっとしっくりこない。 ∀y∃x[(Fx . Hyx) -> (Gx . Hyx)] の方が合っているような気もする。でもこちらがよろしくないのは、'∀x(Fx -> Gx)'の内容を含んじゃっているから、だろうな。なので、前提、

    ∀x(Fx -> Gx).

    から、上の結論が imply される、という全体構成になるのが正しいと。

  • 次の例。
    Premise : There is a painting that all critics admire;
    Conclusion : Every critic admires some painting or other.

    これをdyadic schemata で表す。
    'Gx' : 'x is a critic'
    'Hxy' : 'x admires y'
    'Fy' : 'y is a painting'
    Premise : '∃y(Fy . ∀x(Gx -> Hxy))'
    Conclusion : '∀x[Gx -> ∃y(Fy . Hxy)]'

    うーん。dyadic schemata になると自然言語との対応がやたら難しくなる。

  • 次の例。
    Premise : There is a philosopher whom all philosophers contradict.
    Conclusion : There is a philosopher who contradicts himself.

    'Fx' : 'x is a philosopher'
    'Gxy' : 'y contradicts x'
    Premise : '∃y[Fy . ∀x(Fx -> Gxy)]'
    Conclusion : '∃x(Fx . Gxx)'


一日あたりちょっとしか進まないのがなんとも。。。
こつこつ。

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