ここではLPLにおける条件文の取扱いの要点を確認する。
まず条件文。
- 英語の直接法のifに対応したものであり、実質的条件文と呼ぶ。仮定法はFOLでは取り扱わない。
- P if Q は、FOLに翻訳すると、Q → P である。このとき、"QはPの十分条件である"と言う。
- P only if Q は、FOLに翻訳すると、P → Q である。このとき、"QはPの必要条件である"と言う。
- unless について。次のものは同じ状況を表現している。
- Unless P, Q.
- Q unless P.
- Q if not P.
- Unless P, Q.
- 最後の文をFOLに翻訳すると、~P → Q となる。
- 実質的条件文によって、論理的帰結の概念を論理的真理の概念に組込むことができる。
- すなわち、文Qが前提P1,...,Pnの論理的帰結である云々ということは、(P1|...|Pn)→Qが論理的真理であると表現できてしまう。
続いて双条件。
- 双条件も、実質的双条件。P ↔ Q。
- 英語、とくに数学者によるバリエーション。
- P if and only if Q.
- P iff Q.
- P just in case Q.
- P if and only if Q.
- 「論理的に同値 ⇔」を論理的真理の概念に組込むのに使える。
さあ、練習問題だ。
こつこつ。
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