- 法則(v)
- まず原文まま引用。
"A Boolean existence schema is valid if and only if its term schema is valid." - えっと、字面としては簡単。訳すまでもない。しかし意味の理解は慎重を要する。
- まず、例となる記号をいれよう。
"A Boolean existence schema ∃FG is valid if and only if its term schema FG is valid." - 言葉を端折ろう。
"∃FG is valid if and only if FG is valid." - if and only ifはメタメタとすると、
" '∃FG is valid' if and only if 'FG is valid' . " - '∃FG is valid'の意味は、おそらくboolean statement schemataにおけるvalidの定義を適用できて、
"∃FG is counted valid when they come out true under all interpretation in all nonempty universes."
これをV1とする。 - 'FG is valid'は明示的に定義されていて、
"A valid term schema FG, then, is one that will come out true of all objects of any chosen universe under all interpretations, within that universe, of its term letters."
これをV2とする。 - さてV1が真であるとするとV2も真であるか?
。。。これは分からない。 - ではV2が真であるとするとV1も真であるか?
これは言える。なぜか。- V2は、あらゆるuniversesにおいて、あらゆるinterpretationにおいて、そのterm schemaはtrueである、ということである。いいかえると、interpretationによって、そのterm schemaを構成するterm letters(例ではFとG)が指すobjectsはいろいろありえるが、どの指し方に置いてもtrueということ。
- V1は、あらゆるuniverses (nonempty)において、あらゆるinterpretationにおいて、そのexistence schemaがtrueである、ということである。いいかえると、interpretationによって、そのexistence schemaを構成するterm schemaはに出てくるterm letters(例ではFとG)が指すobjectsはいろいろありえるが、その中にはterm schemaがtrueとなる指し方が少なくとも一つはあるということ。
- V2が真ならば、V1が真なのは自明かな。
- V2は、あらゆるuniversesにおいて、あらゆるinterpretationにおいて、そのterm schemaはtrueである、ということである。いいかえると、interpretationによって、そのterm schemaを構成するterm letters(例ではFとG)が指すobjectsはいろいろありえるが、どの指し方に置いてもtrueということ。
- では、V2が偽であるとするとV1も偽であるか?
これも言える。- V2が偽であるということは、単純に見ると、ある単一のuniverseのある単一のinterpretationにて偽であるのがミニマムなケースと思えるが、それで済まず、偽であるinterpretationはある意味伝搬して、たくさん発生してしまう。それが先の法則(ii)。すなわち、あるterm schemaが偽になるということは、そのterm schemaを構成するterm lettersそれぞれに、Tだか⊥だかを割り当ててそのterm schema全体を⊥にする組み合わせが存在するということであり、そうであるなら、1つ以上のobjectsを含むuniverseにおいては、そのよう(term schemaが偽となるよう)にterm lettersが真偽を取るinterpretationというのは必ず存在することになる。
- これは、V1が偽となることの直接的な説明である。
- V2が偽であるということは、単純に見ると、ある単一のuniverseのある単一のinterpretationにて偽であるのがミニマムなケースと思えるが、それで済まず、偽であるinterpretationはある意味伝搬して、たくさん発生してしまう。それが先の法則(ii)。すなわち、あるterm schemaが偽になるということは、そのterm schemaを構成するterm lettersそれぞれに、Tだか⊥だかを割り当ててそのterm schema全体を⊥にする組み合わせが存在するということであり、そうであるなら、1つ以上のobjectsを含むuniverseにおいては、そのよう(term schemaが偽となるよう)にterm lettersが真偽を取るinterpretationというのは必ず存在することになる。
- この法則(v)は、一見existence schemaのvalidityとterm schemaのvalidityの間には、言明として論理的強弱がありそうだが、実は'if and only if'である(用語に構わなければ'等価である')ということを述べているんだな。
- まず原文まま引用。
こつこつ。
0 件のコメント:
コメントを投稿