土曜日はShibuya.lisp TT#2をなんとか観覧できた。
TTもLTも、それぞれが特徴をもち、大変勉強になった。
御尽力された運営の皆様に感謝。
ああいう催しというのはほとんど参加したことがなくて、実はShibuya.lisp TT#1が初めてだった。そしてTT#2が二回目。参加して感じることは、興味深いのは、この人スゲーということではなく、スゲーと言われる人々がみせる折り合いの付け方というかこつこつ日々進んでいることの片鱗というかが垣間見えるのが勉強になる、ということ。
今回も全員の発表者の方からいろいろな観点で学ばせていただいた。その中で日々こつこつという視点で興味深かったのは、和田先生の「再帰、大好き。このseparateっていう関数くらいすごい再帰関数がすらすら書けたらなぁ、と思うんだけどなかなかそこまでいけてません」というような発言だったり、リトルウイングの藤田さんの「MacのSDLがよくわかってなくて、CPU使用率が60%くらいなんです。(中略) MacのSDLのマルチスレッドもよくわからず、止めるにはこうするしかないんですよ」(と、アクティビティモニタから強制終了を)。また、著名な方々が、休憩時間に、和田先生のTAOCPの例がよくわからんとか雑談されてたりとか、気さくにディスカッションする中からもそういうことが読取れた。
もう一回確認したいのが山下さんのLazyのお話。これはLT5分だからかプレゼンの自動タイピングというか再生スピードが結構速かった。体調が悪いこともあり、読むのがついていけなかった。
Common Lispを勉強中の身としては、黒田さんのTTにも触れておくべきだろう。内容的には自分自身がCommon Lispを第一言語として選択している身であることもあり、共感できることが多かった。ただし、Schemeへの懸念というか「Lispじゃないだろ」という点については半分くらい共感できたが半分はわからなかった。このわからない半分というのは、R5RSは読み込んだことがあるし、R5RSの処理系(当時のgauche、plt-scheme)は使ったことがあるが、R6RSは一読すらしていないことから発生している。黒田さんがR6RSに触れた部分は判断不能だったということ。
しかしながら、藤田さんがR6RSのpackageとsyntax-caseとについて仕様記述の不十分さと、いくつかのケースでの振舞の気持ち悪さを言明されていたので、Schemeも言語の基礎設計が終わるのにはまだ時間がかかりそうなのかな、とは感じた。
よろよろ。
2009年3月2日月曜日
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