2009年9月10日木曜日

eli の使いこなし [起動済みのLispにEmacsを接続]


  • まず localhost 上。
  • Lisp にて

    (excl:start-emacs-lisp-interface t 1 7666 "~/.eli-startup")

    を評価。すると~/.eli-startup というファイルができる。
    このファイルの中身は、

    ^A7666 542496 :upper (8 (1) :FINAL 7) 1^A

    というシンプルなもの。Emacs に渡す接続情報である。
  • 次に、Emacs で、

    (fi:start-interface-via-file "localhost" "*common-lisp*" "~/.eli-startup")

    を評価。これでREPLが立ち上がる。メジャーモードは、TCP Common Lisp モード。このモードは、keymap は fi:lisp-listener-mode-map を使っている。

  • この方法で接続した場合も、fi:common-lisp-mode で開いたソースファイルとの連携ができる。
  • "localhost"をFQDNまたはIPアドレスに変更すれば、リモートの Lisp に接続できる。ただし起動情報ファイル(ここでは.eli-startup) をEmacsがあるホストで参照できるようにしておくこと。これは、ファイルを転送してもいいし、NFSやsambaで共有してもよい。
  • この方法で、複数 Lisp に単一 Emacs からREPL接続することができる。ただし、fi:common-lisp-mode で開いた Lisp ソースと連携するのは一番最後に開いた REPL だけ。
  • listenerを増やすことができるのも、一番最後に開いた REPL の Lisp だけ。

  • この方法で、2つ以上の Emacs をひとつの Lisp につなぐこともできる。そのときも、

    (excl:start-emacs-lisp-interface t 1 7666 "~/.eli-startup")

    これは一個でよい。

  • さて、

    (excl:start-emacs-lisp-interface t 1 7666 "~/.eli-startup-1")
    (excl:start-emacs-lisp-interface t 1 7667 "~/.eli-startup-2")

    として、それぞれに別の Emacs をつなぐこともできる。ただし、

    (excl:start-emacs-lisp-interface t 1 7666 "~/.eli-startup")

    これひとつに2つの Emacs をつなぐのと、機能上の違いはない。:processes 的には、Editor Server が2つできるので違いはある。

  • こうしてみると、かなり自由自在というか柔軟なんだな。

時間ができたときに、整理して 逆引きCommon Lisp に書こう。
こつこつ。

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