2009年8月9日日曜日

【DbiD】9 論理を少々

Relational Calculusを本書ではリレーショナル計算と訳しています。
Webを調べると、関係論理という訳語がより一般的なようです。

さて、関係代数は、集合論の演算子を主体に組み立てられていました。

関係論理では述語論理の語彙と意味を主体に組み立てられています。

集合論自体がその演算子の定義に内包表記と論理表現を使っていますので、まあ、これも可能と思います。

関係代数と関係論理は理論として等価となるように設計されているようです。
これは関係完備(relational complete)という用語の定義そのもので、関係論理は関係完備である、ということです。

さて、関係論理は述語論理ですが、一階述語論理そのものではありません。
例えば、限量子としてUNIQUEがあります。
また、部分集合を簡易に利用するためのRANGE OVERという語彙があります。
記述力として一階述語論理以下の理論と思いますが、形式的理論としては別物です。
(論理的語彙は一階述語論理以外のものもあるが、一階述語論理にて記述可能ということ)

関係代数との比較でいうと、タプルは登場しません。データは、述語、定項と変項で表現されます。
その点、Prologに、より近いのかもしれません。

これにて、読了、です。


さて、ぐだぐだな感じでの読了は初めてなのですが、いくつかアドバイスを。

  • C.J.Dateのリレーショナルモデルを学ぶなら、この本は適していません。完全な記述ではありませんし、エクスカリバー的なノイズに溢れています。
  • リレーショナルモデルを学ぶなら、C.J.Dateのものだけでなく、他のものも学ぶべきであろうことを感じました。
  • リレーショナルモデル自体は、おもしろいものですし、有用なものと思います。
  • もし、この本を読む場合は、訳書より原書がいいと思います。


こつこつ。

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