2009年8月6日木曜日

【DBiD】7 データベース設計理論 (その4)


** 7.3 結合従属性と第五正規形
- 第五正規形は結合従属性(JD)と呼ばれるものの総正
規形である。
- 結合従属性の定義
原文ままではなく、私家版。

A1,...,Anを関係変数Rの見出しの部分集合達であるとす
れば、Rの妥当な値であるすべての関係が、Aiを使った
その値の射影達の結合(A1,...,Anの全部を結合)に等し
い場合、そしてその場合に限り、RはA1,...,Anとの間に
結合従属性を満たすという。A1,...,Anとの結合従属性
を☆ { A1,...,An }と表記する。

- FDとJDの関係
- JDの定義は無損失分解に関する言明でもある。無損
失分解の観点で言うと、関係変数RがJD ☆{A,B,C}
をみたすということは、関係変数Rを、
- Aを見出しとする関係変数
- Bを見出しとする関係変数
- Cを見出しとする関係変数
に無損失分解可能であるということである。
- 関係変数Rが特定のFDを満たすということは、特定
の射影に無損失分解できるという定義であったか
ら、すべてのFDはJDでもある。

- 上位キーとJD (暗示)
- まず、上位キーを領域(入力)とするFDは常に存在
するものであった。
- すると、すべてのFDはJDでもあるわけだから、上
位キーを射影達(部分集合達)に含むJDも常に存在
することになる。
- 特に{A1,...,An}におけるすべてのAiが上位キーな
らば、☆{A1,...,An}である。このとき☆
{A1,...,An}は、上位キーによって暗示されるとい
う。(暗示はたぶん含意のことだな)
- 自明なJD
- { A1,...,An }のうちのいずれかのAiが見出しその
ものである場合、☆{ A1,...,An }である。これを
自明なJDと呼ぶ。
- 語彙の整理ができたところで、5NFの定義。(私家版)

関係変数Rは、Rによって満たされるJDのすべてがRのも
つ上位キーによって暗示される場合に、そしてその場合
に限り、5NFである。

- これはおもしろい。というのは、先に、1NF-5NFを予
習したときには、1NF-3NF,BCNFのグループと4NF,5NF
のグループは違う話題であり、後者は関連を表わす
テーブルに関するものだ、ということであった。
しかし、ここでのDateのような5NFの定義の仕方をす
れば、それは前者のグループも含んだ表現になって
いるということだ。

- BCNFと5NFに関する定理 (原文まま引用)

RがBCNFの関係変数であり、複合キー(複数の属性か
らなるキー)を持たないとすれば、Rは5NFである。

- 5NFは、理論的には、非常に重要である。結合従属性
に関する完全な正規形は5NF以外ないからだ。実用的
には、BCNFになった時点で5NFになっているのがほと
んどなので、あまり価値は無い。

- なお、5NFは別名として射影/結合正規形(PJNF)と呼
ばれることもある。

- Dateは6NFを提唱している。ここでは割愛しとく。


次回は7.4 正規化を支持する2つの理由。
だんだんおもしろくなってきた。

こつこつ。

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