まず、訳語の揺れについて。
第七章の命題論理では、definite clausesを確定節としているが、一階述語論理の第九章では限定詞節としている。よくわかんなくなっちゃったので、原書を確認した。ま、このくらいはしょうがないのかな。
で、一階述語論理(FOPL:FOPLはFOLとほぼ同義)にもホーン節的なものは存在しているのだ(AIMAではFOPLの方はホーン節と呼ばない)。
ここではホーン節と呼んじゃおう。
ホーン節は正リテラルをゼロ個または一つ含む。一つ含む方をdefinite clausesと呼ぶ。またFOPLの場合の違いは、全称限量子が略記されていると見做す。これがPrologの文だ。
hoge(X) :- piyo(X),poyo(X).
というわけで、PrologのKBはホーン節の選言文となる。すなわちFOPLよりは記述力が弱い。そのかわりに、推論のスピードを確保している。ホーン節も記述力はナカナカなので、落としどころ、という感じか。
詳細はまだつかめていないが、FOPL(FOL)とPrologの関係はイメージできるようになった。
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