2008年8月10日日曜日

【シプサ】3 CHURCH-TURINGの提唱 (その2)

ちょっと考えてみる。

  • Turing機械というのは、認識装置または判定装置。その対象となっているのは言語。
  • 言語は、文字列の集合である。
  • 文字列は、解決したい課題のモノを表現している。
  • Turing機械は、この表現を適切に解釈するように実装する。
  • Turing機械は形式的には7個組で定義される。実装検討の中心はConfigurationと遷移関数だろう。
  • これは計算のモデルではあることはわかるが、そこにでてくるのは言語(文字列の集合)と受理するか拒否するかということである。いまひとつ一般的なプログラミング言語やプログラムとの関係がわからない。
  • モノとそれの文字列による表現のところは、多少関連を感じさせられた。
  • ある課題を解決するために、その課題の対象たるモノを文字列でうまく表現できて、「その課題の解決とは、解決しているモノを受理し、解決していないモノを拒否することを実現すること」というように頭の中で変換できたとする。その表現にもとづいて、その課題を解決する手順をある程度の明確さで記述できたとしたら、Turing機械で実装可能である、ということがChurch-Turingの提唱ともいえる。

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